前立腺癌の少数転移に対する定位放射線治療とアンドロゲン除去療法の第II相試験(SBRT-SG 05)。

原題
A Phase II Trial of Stereotactic Body Radiation Therapy and Androgen Deprivation for Oligometastases in Prostate Cancer (SBRT-SG 05).
背景:SBRT-Spanish Group-05臨床試験では、少数再発前立腺癌患者を対象に、体幹部定位放射線治療(SBRT)とアンドロゲン除去療法(ADT)の使用を検討した。

方法:参加者をホルモン感受性と去勢抵抗性の2つのコホートに分け、少なくとも24か月間ADTとSBRTを受けた。腫瘍学的転帰および毒性を評価した。

結果:81人の患者のうち、3年後の局所無再発生存率は、ホルモン感受性および去勢抵抗性コホートでそれぞれ92.5%および85.7%であった。再発および無増悪生存率は、両コホート、特にホルモン感受性患者において有益な結果を示した。グレードIIの毒性を発現した患者は2人のみであった。

結論:この併用療法は、ホルモン感受性および去勢抵抗性前立腺癌患者の両方において安全であり、有望な結果を示した。去勢抵抗性患者については、さらなる検証が必要である。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2024.04.022
PMID: 38944806

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