原題
Perioperative Modified FOLFIRINOX for Resectable Pancreatic Cancer: A Nonrandomized Controlled Trial.
背景:すい管腺癌(PDAC)は現在の治療では疾患制御が限られている重篤な癌である。
方法:Yale Smilow Cancer Hospitalでの非無作為化第2相試験は,初期の微小転移制御と生存率に対するネオアジュバント修飾5-フルオロウラシル,ロイコボリン,オキサリプラチン,及びイリノテカン(mFOLFIRINOX)の影響を評価した。
結果:12か月無増悪生存率は67%、生存期間中央値は37.2か月であった。治療後の循環腫瘍DNA(ctDNA)値は再発と強く関連しており、ケラチン17(K17)の高発現は生存率の低下と有意ではない関連を示した。
結論:この試験は主要エンドポイントを達成し、mFOLFIRINOXの価値を示唆し、さらなる研究のためのバイオマーカーとしての術後ctDNAおよびK17の潜在的有用性を示した。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.1575
PMID: 38900452
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