再発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫における併用標的療法。

原題
Combination Targeted Therapy in Relapsed Diffuse Large B-Cell Lymphoma.
背景:びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)における発癌性突然変異の研究は、生存経路を標的とする薬物の開発につながったが、それらの治癒可能性は依然として不明である。

方法:再発または治療抵抗性のDLBCL患者を対象に、ベネトクラクス、イブルチニブ、プレドニゾン、オビヌツズマブ、レナリドミド(ViPOR)の第1b-2相試験を実施し、第2相試験の推奨用量を確立した。

結果:本研究では毒性作用が観察されたが、患者の54%に客観的奏効が認められ、38%が完全奏効を達成した。治療後、患者の1/3で循環腫瘍DNAは検出不能であった。

結論:ViPOR治療は、特定の分子DLBCLサブタイプにおいて持続的な寛解をもたらし、主に可逆的な有害事象を伴った。本研究は、米国国立癌研究所を含む様々な機関から資金提供を受けた。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2401532
PMID: 38899693

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