補助化学放射線療法を施行した子宮内膜癌における好中球減少の影響因子の解析に関する後ろ向き研究。

原題
A retrospective study on the analysis of influencing factors of neutropenia in endometrial cancer with adjuvant chemoradiotherapy.
背景:この後ろ向き研究はアジュバント化学放射線療法(CRT)後の子宮内膜癌患者における好中球減少の発生に影響する因子を検討する。

方法:2012年から2023年の間にアジュバントCRTで治療した子宮内膜癌患者のデータを,好中球減少に影響する因子に焦点を当てて,一般化推定方程式とロジスティック回帰を用いて解析した。

結果:解析した144人の患者のうち、66.7%が好中球減少を発症した。好中球減少に関連する因子には、CRT前の白血球数、絶対好中球数(ANC)、絶対単球数(AMC)、血中尿素窒素値、およびプラチナ/ドセタキセル投与レジメンが含まれた。

結論:ANCとAMCが低く、プラチナ製剤/ドセタキセルレジメンを受けている患者は、CRTサイクル中の好中球減少について注意深く監視すべきである。最初の化学療法サイクルでは、放射線療法の同時追加を避けるべきである。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02469-8
PMID: 38890652

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