原題
Improved Survival With Adjuvant Cyclooxygenase 2 Inhibition in PIK3CA-Activated Stage III Colon Cancer: CALGB/SWOG 80702 (Alliance).
背景:アスピリンまたはCOX-2阻害薬の使用は、これまで、特に特定の突然変異を有する患者において、結腸直腸癌の再発リスクの低下と関連していた。この研究は、標準的な化学療法にCOX-2阻害薬セレコキシブを追加した場合の有効性をプロスペクティブに評価することを目的とした。
方法:National Cancer Instituteは、セレコキシブによる無病生存率(DFS)の改善を主な仮説として、ステージIIIの切除された結腸癌患者に対する試験を後援した。
結果:主要な仮説は統計的に有意ではなかったが、PIK3CA突然変異を有する患者は、DFSおよび全生存の改善に関してセレコキシブに積極的に反応した。
結論:結果は,特にPIK3CA変異を有するステージIII結腸癌患者に対して,COX-2阻害剤の選択的使用を考慮することの潜在的利益を示唆した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01680
PMID: 38889377
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