原題
Magnitude and Temporal Variations of Socioeconomic Inequalities in the Quality of Life After Early Breast Cancer: Results From the Multicentric French CANTO Cohort.
背景:社会経済的状態(SES)は早期乳癌(EBC)患者の生活の質(QoL)に影響する可能性があるが、この関係を経時的に調査した研究はほとんどない。
方法:2012〜2018年の約6,000人のフランス人EBC患者をQoLとSES(経済的負担、収入、教育)について評価した。QoLの傾向は、欧州癌研究治療機構QoLコア30質問票および不平等の勾配指数を用いて評価した。
結果:有意なSESに基づくQoL格差は、健康状態、腫瘍の属性、または治療法に関係なく、診断時に認められ、その後の数年間で増加した。
結論:本研究は、EBC診断後のSES由来のQoL格差の拡大を強調し、がんケア計画における社会的健康決定因子の重要な役割を強調している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02099
PMID: 38889372
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