原題
Efficacy and safety of boron neutron capture therapy for Hypopharyngeal/Laryngeal cancer patients with previous head and neck irradiation in Japan.
背景:以前に頭部と頚部に放射線照射を受けた下咽頭癌(HPC)と喉頭癌(LCA)患者の治療は困難である。研究者らはホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の有効性と安全性を検討した。
方法:この後ろ向き研究では、再発および二次原発の両方の限局性HPC/LCA症例を、腫瘍反応、有害事象(AE)、局所制御(LC)、無増悪生存期間(PFS)、および全生存期間(OS)を含むエンドポイントで分析した。
結果:36例のHPC/LCA症例のうち、BNCTの完全奏効率は72%、全奏効率は84%、1年LCおよびPFSはそれぞれ63.1%および53.7%、2年OSは79.8%であった。有害事象は限られていた。
結論:BNCTは喉頭温存により良好な腫よう反応を示し、重篤な有害事象はなかった。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110382
PMID: 38880413
コメント