原題
Possible association of dose rate and the development of late visual toxicity for patients with intracranial tumours treated with pencil beam scanned proton therapy.
背景:光学装置毒性は稀であるが、頭蓋内腫ように対する陽子線治療で注目されている。本研究では、線量率指標がこれらの有害作用を予測できるかどうかを疑問視した。
方法:MRIで描出された放射線誘発視覚経路病変について分析を行った。視神経毒性を有する2人の患者と6人の対照症例について最大線量率(MDR)を計算した。さらに、線エネルギー付与(LET)関連の線量指標を検討した。
結果:2人の患者は低線量レベルで毒性を発現したが、高い瞬間線量率があった。LET関連指標は、毒性症例と非毒性症例の間に有意差を示さなかった。
結論:患者によって線量率に大きなばらつきが認められ、高線量率領域は毒性領域と重複していた。しかし、高線量率と光学装置の毒性との間に明確な関連性を見出すことは、それらの発生頻度が低いために困難であることが証明されている。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02464-z
PMID: 38886727
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