原題
Stereotactic body radiation therapy is beneficial for a subgroup of patients with urothelial cancer and solitary metastatic disease: a single institution real-world experience.
背景:転移性尿路上皮癌(mUC)に対する現在広く行われている治療は、少数転移性及び少数進行性疾患のあまり研究されていない症例に対して分析されており、定位放射線治療(SBRT)は遅延又は代替戦略として役立つ可能性がある。
方法:後ろ向き研究では、カロリンスカ大学病院でSBRTで治療されたmUC患者を調査し、臨床、治療および転帰データを収集した。
結果:SBRTで治療された39人の患者から、局所制御率は82%であり、治療に対する忍容性は最も良好であった。照射された転移が1つのみの患者の転帰は有意に良好であり、15%はその後の全身治療なしに長期生存を達成した。
結論:SBRTは高い制御率で忍容性の高い治療法であり、特に単一の転移巣を有する患者に有効であることが証明された。少数転移性UCにおけるSBRTの役割についてはさらなる研究が必要である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02465-y
PMID: 38880908
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