MRIによる前立腺癌検出における人工知能と放射線科医(PI-CAI):国際的なペア非劣性検証試験。

原題
Artificial intelligence and radiologists in prostate cancer detection on MRI (PI-CAI): an international, paired, non-inferiority, confirmatory study.
背景:MRIで有意な前立腺癌を検出する際の人工知能(AI)システムの性能を評価し、診断における過剰診断と放射線科医への依存を減らすことを目的とした。

方法:AIシステムの訓練と外部検証により、9129人の患者からの10,207のMRI検査を後ろ向きに分析した。62名の放射線科医による並行研究を、400の対のMRI検査について同時に実施した。

結果:AIシステムは放射線科医(0.86)と比較して0.91の優れたAUROCを示し、グリーソングレード2以上の癌を有する症例を6.8%多く検出した。AIの特異度が低かったため、標準治療に対する非劣性は確認されなかった。

結論:AIシステムは前立腺癌の検出において放射線科医よりも優れており、標準治療よりも特異度が低いにもかかわらず、補助的な診断ツールとしての可能性を示唆している。現在、プロスペクティブな検証が不可欠である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00220-1
PMID: 38876123

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