原題
Nivolumab plus ipilimumab combination therapy in patients with advanced hepatocellular carcinoma previously treated with sorafenib: 5-year results from CheckMate 040.
背景:CheckMate 040試験では、ソラフェニブによる治療歴のある進行肝細胞癌(HCC)患者の治療において、ニボルマブとイピリムマブの臨床的有効性が示された。本稿では、5年間の結果を紹介する。
方法:148人の患者をニボルマブとイピリムマブの異なる用量レジメンに対して3群に分けた。主な目的は、安全性、忍容性、奏効率および奏効期間であった。
結果:60ヶ月後の追跡調査では、奏効率は3群で27%~34%の範囲であった。奏効期間の中央値には有意なばらつきがあり、1群では51.2ヶ月と最も高かった。全生存期間の中央値は12.5~22.2ヶ月の範囲であり、A群で最も高かった。新たな安全性の問題は報告されなかった。
結論:ニボルマブ+イピリムマブのアームAレジメンは、ソラフェニブ治療後の進行HCC患者に対して継続的な長期ベネフィットを示し、新たな安全性の問題はなく、二次治療の使用を支持した。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.03.005
PMID: 38844309
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