化学療法後の急性骨髄性白血病の高齢者における自宅での時間。

原題
Home Time Among Older Adults With Acute Myeloid Leukemia Following Chemotherapy.
背景:急性骨髄性白血病(AML)患者は、治療中に病院または介護施設と比較して自宅で過ごす時間を重視している。これまでの研究では、高齢のAML患者の自宅での時間に焦点を当てていなかった。

方法:2004年から2016年の間にAMLと診断された66歳以上の成人7946人のコホートを、SEER-メディケアデータベースを用いて分析した。アントラサイクリン系化学療法と低メチル化剤(HMA)を受けた患者の在宅時間を比較した。

結果:患者の中で、HMAを投与された患者は、生存期間中央値が短いにもかかわらず、最も高い在宅時間(60.8%)を示した。HMA治療を受けた患者は、アントラサイクリン系薬剤を投与された患者と比較して、最初の1年間に平均33日多く自宅で過ごした。

結論:高齢AML患者に対するアントラサイクリンベースの治療により得られた生存期間の延長は、入院または介護施設への入院の増加により相殺され、在宅時間が短縮された。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.1823
PMID: 38869885

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