原題
Indolent CD4+ CAR T-Cell Lymphoma after Cilta-cel CAR T-Cell Therapy.
骨髄腫に対してciltacabtagene autoleucel(cilta-cel)CAR T-cell療法を施行した小腸悪性リンパ腫の1例を経験した。
方法:標的メッセンジャーRNA配列決定および腫瘍および末梢血試料の全ゲノム配列決定を用いて、腫瘍の遺伝的構成を調べた。
結果:配列決定により、腫瘍細胞におけるCAR遺伝子産物の存在、その中の単一のレンチウイルス挿入部位、および悪性形質転換を引き起こす可能性のある多数の遺伝子変化が明らかになった。
結論:cilta-celのようなCAR T細胞療法は、リンパ腫の発症に寄与する可能性がある。特異的な遺伝子変化を同定することにより、悪性形質転換への洞察を得ることができる。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2401530
PMID: 38865661
コメント