転移性大腸癌患者に対するAtezolizumabを併用するまたは併用しないフルオロウラシル、ロイコボリン、オキサリプラチン、およびイリノテカンとベバシズマブの併用:ATEZOTRIBE試験の最新の全生存期間の結果。

原題
Upfront Fluorouracil, Leucovorin, Oxaliplatin, and Irinotecan Plus Bevacizumab With or Without Atezolizumab for Patients With Metastatic Colorectal Cancer: Updated and Overall Survival Results of the ATEZOTRIBE Study.
背景:AtezoTRIBE試験では、FOLFOXIRI/ベバシズマブとアテゾリズマブを併用して治療した転移性結腸直腸癌(mCRC)患者の生存転帰を検討した。

方法:218人の患者を、FOLFOXIRI/ベバシズマブまたはFOLFOXIRI/ベバシズマブとアテゾリズマブのいずれかを投与する群に無作為に割り付けた。アウトカムは、免疫関連および熟練したミスマッチ修復(pMMR)腫瘍バイオマーカーに基づいて比較された。

結果:実験群(FOLFOXIRI/ベバシズマブ+アテゾリズマブ)は、対照群と比較して全生存期間中央値が高かった。Immunoscore Immune-Checkpoint(IC)と治療との間に相互作用効果が認められた。pMMR群では、ICまたは腫瘍突然変異負荷(TMB)が高い患者にさらなるベネフィットが認められた。

結論:第一選択のFOLFOXIRI/ベバシズマブ+アテゾリズマブは、mCRC患者、特にICおよびTMBが高い患者の生存率を改善する。この治療サブグループについては、さらなる研究が推奨される。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02728
PMID: 38865678

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