原題
Sustaining consistent cobalt-60 dose rate enhances radiosurgical outcomes in brain arteriovenous malformation management.
定位的放射線手術(SRS)を受けた脳動静脈奇形(AVM)患者の手術結果に及ぼすコバルト60線量率(Co-60 DR)の影響を検討した。
方法:1990年から2020年の間にSRSを受けた772人のAVM患者のサンプルを、病巣容積に基づいて3つの分類に分けた。高DR(2.4 Gy/分以上)の影響は、主にAVM閉塞に対して評価され、次にSRS後の出血率に対して評価された。
結果:DRが高いほど、大きなAVMでは閉塞率が高く(84%対45%)、全AVM症例ではSRS後の出血率が低かった(2.5%対5.3%)。
結論:コバルト-60の高線量率は、より大きなAVMに対するSRS治療の有効性を高め、SRS後の出血リスクを低下させる可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110375
PMID: 38857704
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