原題
Neoadjuvant camrelizumab plus apatinib for locally advanced microsatellite instability-high or mismatch repair-deficient colorectal cancer (NEOCAP): a single-arm, open-label, phase 2 study.
背景:本研究では,進行性ミスマッチ修復欠損結腸直腸癌患者の治療に対するPD-1遮断と血管新生阻害剤を用いたネオアジュバント療法の有効性と安全性を検討した。
方法:中国の広州で第2相臨床試験が実施され、患者は3か月間のカンレリズマブの静脈内投与とアパチニブの経口投与を受けた。治療後、患者は臨床的または病理学的完全奏効について評価された。
結果:52例中38例(73%)が完全奏効を示した。奏効例のうち28例は臨床的完全奏効を示し、手術を必要としなかった。重篤な有害事象は患者の11%に発生し、1例は治療に関連した免疫関連肝炎により死亡した。
結論:camrelizumabとapatinibの併用は有望な抗腫瘍活性を示すが、重篤な副作用の可能性があるため、慎重なモニタリングが必要である。この治療により、特に臨床的完全奏効が得られた症例では、臓器を温存できる可能性がある。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00203-1
PMID: 38852601
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