原題
Upfront resection versus no resection of the primary tumor in patients with synchronous metastatic colorectal cancer: the randomized phase 3 CAIRO4 study conducted by the Dutch Colorectal Cancer Group and the Danish Colorectal Cancer Group.
背景:CAIRO4試験では、全身療法に加えて原発腫瘍切除(PTR)を先行させることにより、重篤な症状のない転移性結腸直腸癌(mCRC)患者の全生存期間(OS)が改善するかどうかを検討した。
方法:以前に治療されていないmCRC患者のサンプルは、先行PTRとそれに続く全身療法または全身療法単独のいずれかを受けた。主要エンドポイントはOSであった。
結果:患者204人のうち、OS中央値は先行PTRなしで18.3ヵ月、先行PTRありで20.1ヵ月であった。グレード3~4のイベント数は両群で同程度であった。
結論:mCRC患者における全身療法へのPTRの追加は、生存利益をもたらさないため、標準治療とすべきではない。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.06.001
PMID: 38852675
Open Access
コメント