原題
Bempegaldesleukin Plus Nivolumab Versus Sunitinib or Cabozantinib in Previously Untreated Advanced Clear Cell Renal Cell Carcinoma: A Phase III Randomized Study (PIVOT-09).
背景:PIVOT-09試験では、進行/転移性淡明細胞型腎細胞癌(ccRCC)の一次治療としてのbempegaldesleukin(BEMPEG)とニボルマブ(NIVO)の有効性と安全性を検討した。
方法:この試験では、未治療の進行/転移性ccRCC患者623人を、BEMPEG+NIVOまたはチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)のいずれかに無作為に割り付けた。主要評価項目は、IMDC分類に基づく中等度/予後不良の疾患を有する患者における奏効率および全生存率であった。
結果:客観的奏効率はBEMPEG+NIVOの方が低かったが、全生存期間中央値は同程度であった。BEMPEG+NIVOのレシピエントは、TKIのレシピエントと比較して、全グレードの有害事象が多かったが、重度の有害事象は少なかった。
結論:BEMPEG+NIVOは進行ccRCCに対して優れた有効性を示さなかったが、TKIよりも治療に関連した重篤な有害事象が少なかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02082
PMID: 38838287
コメント