進展型小細胞肺がんにおける性別に基づく地固め胸部放射線療法の効果の差。

原題
Differential Effect of Consolidative Thoracic Radiation Therapy in Extensive-Stage Small Cell Lung Cancer Based on Sex.
背景:CREST試験は、地固め胸部放射線療法(cTRT)が化学療法後の小細胞肺癌の生存率を改善し、女性における利益を増加させる可能性があることを示した。

方法:研究者らは、初期全身療法を完了したステージIVの肺癌患者(2014~2021年)のデータベースを解析し、cTRTの使用による全生存率および無増悪生存率を評価し、結果を性別で層別化した。

結果:1227人の患者のうち、cTRTは、cTRTを受けていない患者と比較して、女性の全生存率および無増悪生存率を改善した。男性は何の利益も示さなかった。

結論:cTRTの生存効果は性依存性であり、女性患者の方が有益である可能性が高い。肺癌に対するcTRT研究では、性別による層別化を考慮すべきである。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2023.101413
PMID: 38778819

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