原題
Efficacy and Safety of Taletrectinib in Chinese Patients With ROS1+ Non-Small Cell Lung Cancer: The Phase II TRUST-I Study.
背景:TRUST-I研究は,非常に強力なチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)であり,非小細胞肺癌に対する有効性が証明されているtaletrectinibを評価した。
方法:本研究では、TKI未治療患者およびクリゾチニブによる前治療を受けた患者を対象に、確認された客観的奏効率、奏効期間、無増悪生存期間およびtaletrectinibに焦点を当てて評価した。
結果:本研究には173人の患者が登録された。確認された全奏効率および頭蓋内で確認された客観的奏効率は、TKI未治療患者で高く、奏効期間は非常に長かった。この治療はクリゾチニブによる前治療を受けた患者にも有効であった。有害事象はほとんどが軽度であり、神経学的副作用は低かった。
結論:本研究により、taletrectinibは高い有効性、長期効果、低い神経学的副作用を有し、非小細胞肺癌の有望な治療法であることが明らかになった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00731
PMID: 38822758
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