原題
BL-B01D1, a first-in-class EGFR-HER3 bispecific antibody-drug conjugate, in patients with locally advanced or metastatic solid tumours: a first-in-human, open-label, multicentre, phase 1 study.
背景:この研究では、既存の治療に耐性であることが証明された進行性または転移性固形腫瘍の患者を対象に、この種のものとしては初めての抗体-薬物結合体であるBL-B01D1の有効性と安全性を評価する。
方法:用量漸増および拡大を伴う多施設共同第1相試験が、中国の7つの病院の患者に対して実施された。この試験では、安全性、忍容性および用量毒性を評価するために、様々な用量のBL-B01D1を投与した。
結果:195人の患者を対象とした試験では、いくつかの用量レベルで重大な副作用と毒性が確認された。しかし、評価された174人の患者のうち60人に客観的反応が認められ、予備的な抗腫瘍活性が示された。
結論:この研究は、有害作用にもかかわらず、BL-B01D1が、大量に治療された進行固形腫瘍において有望な抗腫瘍活性を示し、提案された第2相用量を3週間ごとに2.5 mg/kgと定義することを示唆している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00159-1
PMID: 38823410
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