原題
Lorlatinib Versus Crizotinib in Patients With Advanced ALK-Positive Non-Small Cell Lung Cancer: 5-Year Outcomes From the Phase III CROWN Study.
背景:CROWN試験では、進行した陽性非小細胞肺癌(NSCLC)患者の治療としてロルラチニブを検討し、クリゾチニブと比較して無増悪生存期間(PFS)および頭蓋内活性を改善することを見出した。
方法:296人の陽性NSCLC患者を2つのグループに分け、1つはロルラチニブを投与され、もう1つはクリゾチニブを投与された。PFS、バイオマーカー分析、および安全性を5年後に評価した。
結果:ロルラチニブ群はクリゾチニブ群と比較して有意に長いPFSを示し、頭蓋内進行までの期間の中央値は記録されなかった。新たな安全性の問題や耐性変異は検出されなかった。
結論:5年後、ロルラチニブ治療は前例のない患者の転帰をもたらし、標的癌治療における新たなベンチマークを設定した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00581
PMID: 38819031
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