前立腺癌に対する術後放射線療法を伴うアンドロゲン除去療法の期間:RADICALS-HDランダム化試験における長期アンドロゲン除去療法と短期アンドロゲン除去療法の比較。

原題
Duration of androgen deprivation therapy with postoperative radiotherapy for prostate cancer: a comparison of long-course versus short-course androgen deprivation therapy in the RADICALS-HD randomised trial.
背景:癌治療のための根治的前立腺摘除後の術後放射線療法によるアンドロゲン除去療法(ADT)の最適な期間は不明である。

方法:無作為化対照試験では、術後放射線療法に適格な患者を対象に、短期(6か月)と長期(24か月)のADTを比較した。検討された主な結果は無転移生存であった。

結果:この研究では、10年無転移生存率は、短期ADTを受けた患者(71.9%)よりも長期ADTを受けた患者(78.1%)の方が高いことが明らかになった。短期ADT群(14%)と比較して、長期ADT群(19%)ではグレード3以上の毒性が多く認められた。

結論:長期ADTは,術後放射線療法を受けている前立腺癌患者の無転移生存率を改善し,長期治療の副作用を管理できる患者に考慮すべきである。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)00549-X
PMID: 38763153
Open Access

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