III期黒色腫に対する術前補助療法としてのダブラフェニブおよびトラメチニブの5年間の解析。

原題
Five-year analysis of neoadjuvant dabrafenib and trametinib for stage III melanoma.
背景:NeoCombi試験では、切除可能なステージIIIの黒色腫患者に対するネオアジュバント治療ダブラフェニブとトラメチニブの有効性が観察された。

方法:臨床ステージIIIB-C BRAF V 600 E/K-突然変異メラノーマを有する成人に、ダブラフェニブおよびトラメチニブを52週間投与し、12週目に腫瘍床を完全に切除した。

結果:登録された35人の患者のうち、60%が2年以内に再発した。5年後の無再発生存率、無遠隔転移生存率および全生存率は、病理学的反応によって層別化され、それぞれ40%、57%および80%であった。

結論:ダブラフェニブとトラメチニブの併用は高い病理学的奏効率を示したが、無再発生存率は低く、病理学的完全奏効を示した患者は、免疫療法で治療された患者とは異なり、依然として高い再発リスクを有する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.05.002
PMID: 38754780

コメント

タイトルとURLをコピーしました