ERBB2/3変異を有する胆道癌患者におけるペルツズマブとトラスツズマブの併用:標的薬剤およびプロファイリング利用登録研究の結果。

原題
Pertuzumab Plus Trastuzumab in Patients With Biliary Tract Cancer With ERBB2/3 Alterations: Results From the Targeted Agent and Profiling Utilization Registry Study.
背景:この論文は、薬物標的化可能な進行胆道癌(BTC)患者を対象とした、標的薬ペルツズマブとトラスツズマブを用いた第II相試験について報告している。

方法:Simonの2段階デザインを用いて、この試験には、測定可能な病変、許容可能な健康状態、および標的化のためのゲノム変化を有する進行したBTC患者29人が登録された。主な焦点は疾患コントロール(DC)であり、奏効率、生存率、安全性などの追加的な関心事項があった。

結果:治療は有望な抗腫よう活性を示し、DC及び客観的奏効率はそれぞれ40%及び32%であった。4人の患者がグレード3の有害事象を経験した。

結論:ペルツズマブとトラスツズマブは、特異的なゲノム変化を示す進行したBTC患者の治療に有効である可能性を示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02078
PMID: 38748939

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