原題
Perioperative Nivolumab in Resectable Lung Cancer.
背景:ネオアジュバントニボルマブと化学療法を併用する従来の治療は、切除可能な非小細胞肺癌(NSCLC)患者の結果を向上させる。周術期にニボルマブを使用すると、転帰が改善する可能性がある。
方法:第3相二重盲検試験を実施し、NSCLCの成人に術前化学療法と併用してニボルマブまたはプラセボのいずれかを術前に投与した。
結果:中間解析(25.4ヵ月)では、ニボルマブ群の70.2%が18ヵ月の無イベント生存率を示したのに対し、化学療法群では50%であった。ニボルマブの副作用は化学療法と同程度であった。
結論:周術期のニボルマブ治療は、切除可能なNSCLC患者において、化学療法よりも有意に長いイベントフリー生存期間をもたらし、新たな安全性の懸念をもたらすことはなかった。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2311926
PMID: 38749033
コメント