放射線誘発急性直腸損傷の予防と治療のための子宮頚癌に対する根治的同時化学放射線療法における組換え型ヒトスーパーオキシドジスムターゼの応用:多施設共同無作為化非盲検プロスペクティブ試験。

原題
Application of Recombinant Human Superoxide Dismutase in Radical Concurrent Chemoradiotherapy for Cervical Cancer to Prevent and Treat Radiation-induced Acute Rectal Injury: A Multi-center, Randomized, Open-label, Prospective Trial.
組換ヒトスーパオキシドジスムターゼ(rhSOD)浣腸の放射線誘発急性直腸損傷(RARI)に対する効果を検討した。

方法:中国の14の医療センターで283人の患者を対象とした第III相非盲検試験では、浣腸を使用しない対照群に対して、1群でrhSOD浣腸と標準治療を併用した。

結果:実験群では、下痢の日数が有意に少なく、発生率が低下したことが報告され、その結果、止瀉薬の使用が減少した。一部の患者は浣腸による腹部不快感を経験したが、RARIグレードは一般に対照群より低かった。

rhSOD注腸はRARIの重症度,持続期間,発生率を低下させ,子宮頚癌患者の化学放射線治療中の直腸粘膜を保護するのに安全かつ有効であることを示唆した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.04.070
PMID: 38705489
Open Access

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