原題
Translational PET Imaging of Nectin-4 Expression in Multiple Different Cancers with (68)Ga-N188.
背景:ネクチン-4は癌においてしばしば過剰発現する蛋白であり、癌の過程に関与している。ネクチン-4を標的とする抗体-薬物結合体であるエンフォルツマブベドチンは、いくつかの尿路上皮癌の治療に使用されているが、他の癌における潜在的な有効性は未解明のままである。
方法:一連の癌におけるネクチン-4発現を定量化するためにGa-N188を用いたネクチン-4標的PETイメージングを使用する可能性を評価するために、16の癌タイプと診断された62人の患者をこのプロセスに供した。
結果:Ga-N188 SUVは、膜性ネクチン-4発現と正の相関を示したが、細胞質ネクチン-4とは相関しなかった。Ga-N188は、膵癌患者における残存または再発腫瘍の検出に潜在的な利点を示した。
結論:これらの結果は、Ga-N188 PET検査がエンホルツマブベドチン療法のレシピエントを選択し、膵癌の病期を再判定するためのツールとしての可能性を支持するものである。さらなる評価が必要である。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266830
PMID: 38719240
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