潜在的に切除可能なIII期NSCLCに対する術前補助低用量放射線療法+durvalumabおよび化学療法併用:第Ib相用量漸増試験。

原題
Neoadjuvant low-dose radiotherapy plus durvalumab and chemotherapy for potentially resectable stage III NSCLC: A phase Ib dose-escalation study.
背景:本研究では,潜在的に切除可能なステージIII非小細胞肺癌に対する併用療法(低用量放射線療法,durvalumab, 及び化学療法剤)の安全,忍容性,及び潜在的有効性を検討した。

方法:適格な患者は、2サイクルの放射線療法と同時durvalumabおよび化学療法薬の用量を増加させた。一次および二次アウトカムには、安全性、忍容性、主要な病理学的反応、完全な病理学的反応、イベントフリー生存率、およびバイオマーカー分析が含まれた。

結果:重大な毒性は観察されず、ほとんどの患者は切除に成功した。より高い放射線量は転帰を改善した。腫瘍の突然変異負荷は反応者でより高かった。

結論:併用治療レジメンは忍容性が高く、予備的な有効性を示した。最高線量の放射線療法は最適な結果をもたらし、このレジメンのさらなる研究の必要性を示唆した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110316
PMID: 38679201
Open Access

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