原題
MITO END-3: Efficacy of Avelumab immunotherapy according to molecular profiling in first-line endometrial cancer therapy.
背景:免疫療法と化学療法の併用は、子宮内膜癌患者、特に高いマイクロサテライト不安定性(MSI-H)を有する患者の生存期間を有意に延長させる。バイオマーカーは、マイクロサテライト安定(MSS)腫瘍を有する有益な患者を同定するのに役立つ可能性がある。
方法:MITO END-3試験では、標準的なカルボプラチン/パクリタキセル治療またはアベルマブとの併用のいずれかを受けている患者において、ゲノム異常の計画されたトランスレーショナル解析を実施した。
結果:MSI-H患者ではアベルマブ治療の良好な結果が認められたが、TP53変異MSS患者では悪化した。PTENおよびARID1Aの変異は、正の薬物効果と関連していた。
結論:TP53変異はアベルマブの治療効果に悪影響を及ぼす可能性があるが、PTENおよびARID1A変異は進行子宮内膜癌患者においてそのプラスの効果を増大させる可能性がある。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.04.007
PMID: 38704093
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