二重エネルギーコンピューター断層撮影から得られたヨウ素マップを用いた肺機能に対する放射線量の影響の評価。

原題
EVALUATION OF RADIATION DOSE EFFECT ON LUNG FUNCTION USING IODINE MAPS DERIVED FROM DUAL-ENERGY COMPUTED TOMOGRAPHY.
背景:本研究では,二重エネルギー計算機トモグラフィー(DECT)を用いて,放射線治療を受けている肺癌患者の肺機能の変化を,DECTから誘導したよう素マップを介して評価した。

方法:登録された48人の患者のDECTデータを治療前と12か月後まで収集した。肺機能検査(PFT)も行った。混合モデル解析を用いて線量指標を正規化機能反応(NFR)と相関させ、ピアソン相関を用いてNFRをPFT変化と相関させた。

結果:31人の患者からのデータを分析したところ、NFRは試験した両治療群の用量および治療後の経過時間と直線的に相関することが明らかになった。NFRはPFTの変化と一致しなかった。

結論:DECTヨウ素マップは、無症状の変化を含む肺機能に対する放射線療法の影響の詳細な評価を提供する可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.04.069
PMID: 38705488

コメント

タイトルとURLをコピーしました