原題
Dose-effect Relationship of Kidney Function After Stereotactic Ablative Body Radiotherapy for Primary Renal Cell Carcinoma: Trog 15.03 Fastrack Ii.
背景:原発性腎細胞癌(RCC)は、体幹部定位放射線治療(SABR)と呼ばれる最近の方法で治療できる可能性がある。しかし、高い放射線量は腎機能に悪影響を及ぼす可能性がある。本研究では、放射線量と治療後の腎機能との関連を検討した。
方法:FASTRACK II臨床試験の参加者を対象に二次解析を実施した。患者に様々な放射線前処置を行い、腎機能を24ヵ月間にわたって測定した。
結果:データ解析では、特にMFコホートにおいて、12ヵ月および24ヵ月にわたって腎機能の大幅な低下が示された。高用量領域では顕著な腎機能の低下が認められた。
結論:本研究は、SABR後の腎機能がRCCの一次治療における放射線量とともに直線的に低下することを確認した。これは、SABR後12か月と24か月でこの線量効果関係を定量化した最初の多施設研究である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.04.066
PMID: 38679212
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