原題
Aspirin vs Placebo as Adjuvant Therapy for Breast Cancer: The Alliance A011502 Randomized Trial.
背景:観察研究では、アスピリンの使用が乳癌の生存率を改善することが示唆されている。しかし、乳癌の再発予防に関するプロスペクティブ研究は不足している。
方法:高リスク非転移性乳癌を有する3020人の参加者を含む無作為化二重盲検試験を実施し,浸潤腫ようイベントに対するアスピリンの効果を調べた。
結果:本研究では、アスピリン群とプラセボ群との間で、浸潤性疾患のない生存率および全生存率に有意差は認められなかった。有意な有害事象の差は観察されなかった。
結論:毎日のアスピリン療法は高リスクの非転移性乳癌における乳癌再発または生存のリスクを改善しない。したがって、アスピリンは補助乳癌治療として推奨されるべきではない。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2024.4840
PMID: 38683596
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