原題
Subcutaneous Administration of a Monoclonal Antibody to Prevent Malaria.
背景:本研究では、以前に成人を対象とした第1相試験で成功したモノクローナル抗体L9LSが、流行地域における感染から小児を保護できるかどうかを評価した。
方法:マリで6歳から10歳の小児を対象に第2相試験を実施した。L9LSの用量は、6ヶ月間のマラリアシーズンにわたって、成人、次いで小児で安全性を評価した。その後、小児を様々な用量のL9LSまたはプラセボを投与する群に無作為に割り付けた。
結果:安全性に関する懸念は確認されなかった。比較すると、L9LSレシピエントでは感染率が低かった。有効性は感染に対して66~70%、臨床マラリアに対して67~77%と測定された。
結論:L9LSの皮下投与は、小児を感染および臨床マラリアから6か月間保護することができた。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2312775
PMID: 38669354
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