子宮内膜癌の局所再発に対するシスプラチンを併用するまたは併用しない放射線治療:NRG Oncology/GOGプロスペクティブ・ランダム化多施設臨床研究の結果。

原題
Radiation Therapy With or Without Cisplatin for Local Recurrences of Endometrial Cancer: Results From an NRG Oncology/GOG Prospective Randomized Multicenter Clinical Trial.
背景:この研究は放射線療法で治療した子宮内膜癌患者の無増悪生存期間(PFS)を化学療法と放射線療法の同時併用と比較した。
方法:2008年から2020年の間に,165人の患者がPFSの改善における化学放射線の効果を決定する目的で,放射線単独または化学療法と放射線のいずれかを受けた。
結果:ほとんどの患者は低グレードの類内膜組織と膣再発を示した。急性毒性の発生率は化学放射線療法を受けた患者の方が高かった。PFS中央値は、放射線療法単独(特定のPFS中央値に達しなかった)の方が化学放射線療法(73ヵ月)よりも長かった。
以上より、子宮内膜癌患者に対しては、放射線療法単独で良好な結果が得られ、化学療法を追加してもPFSは改善されなかったが、急性毒性は増加した。したがって、低悪性度および膣再発の患者には放射線療法単独が推奨される。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01279
PMID: 38662968

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