ネオアジュバント化学療法によるリンパ節のダウンステージング後の腋窩郭清の省略。

原題
Omission of Axillary Dissection Following Nodal Downstaging With Neoadjuvant Chemotherapy.
背景:えき下リンパ節郭清(ALND)を施行せずに術前補助療法によりリンパ節転移陽性から陰性に移行した乳癌患者の腫よう学的転帰に関するデータは限られている。最適な腋窩の外科的病期分類技術は知られていない。

方法:2013〜2020年にセンチネルリンパ節生検(SLNB)または標的えきか郭清(TAD)を行ったステージII〜IIIの乳癌患者1144人を対象とした。

結果:えきか再発は稀で、3〜5年の割合はTADとSLNBの間で有意差はなかった。TAD患者はリンパ節放射線療法を受ける傾向があった。クリップしたリンパ節の回収はTADでより成功した。

えきか再発の稀な発生は,TADまたはSLNB外科的病期分類に関係なく,リンパ節転移陽性から陰性の乳癌患者におけるALNDの省略を支持した。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.0578
PMID: 38662396

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