早期非小細胞肺癌に対する定位放射線治療後の生存分析:単一施設コホート研究。

原題
Survival analysis after stereotactic ablative radiotherapy for early stage non-small cell lung cancer: a single-institution cohort study.
背景:本研究は、定位的切除放射線療法(SABR)を受けた手術不能な早期非小細胞肺癌(ES-NSCLC)患者における早期死亡の予後因子を同定することを目的とした。

方法:SABRで治療したES-NSCLC患者172名のデータを、年齢、性別、腫瘍ステージ、併存疾患指数などの因子を用いて解析した。

結果:平均生存率は35.3か月であった。男性および併存疾患指数スコアが高い患者は生存率が有意に低かったが、併存疾患指数が高いことの影響は3年後にのみ有意となった。

結論:ES-NSCLCにおけるSABRは実行可能かつ有益であり、早期死亡はほとんどなく、支持療法単独よりも1年全生存率が良好である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02439-0
PMID: 38637844

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