腎細胞がんにおける補助療法としてのペムブロリズマブによる全生存率。

原題
Overall Survival with Adjuvant Pembrolizumab in Renal-Cell Carcinoma.
背景:本研究では、KEYNOTE-564試験の結果に続いて、腎細胞癌に対する補助ペムブロリズマブ療法の効果、特に全生存期間を検討した。

方法:第3相二重盲検試験では、術後再発のリスクが高い参加者をペムブロリズマブまたはプラセボのいずれかを投与する群に割り付けた。主要エンドポイントは無病生存期間および全生存期間であった。

結果:合計994人の参加者が含まれ、半数はペムブロリズマブを投与され、残りはプラセボを投与された。ペムブロリズマブは、プラセボ群と比較して全生存期間の有意な改善を示し、重篤な有害事象が多かったにもかかわらず、一貫した無病生存期間のベネフィットを示した。

結論:術後補助療法としてのペムブロリズマブは、プラセボと比較して、高リスクの淡明細胞型腎細胞癌患者の全生存率を有意に改善した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2312695
PMID: 38631003

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