肺癌に対する機能的肺回避放射線療法の前向き試験:生活の質報告。

原題
Prospective trial of Functional Lung Avoidance Radiation Therapy for Lung Cancer: Quality of Life Report.
背景:本研究では,放射線治療を受けている局所進行肺癌患者において,4DCT換気として知られる新しい形態の肺機能イメージングを用いて患者の転帰を評価した。このプロセスは、機能的な肺組織への線量を最小限に抑え、副作用を減らすことを目的としている。

方法:各患者に対して4DCT換気画像を作成した。患者報告アウトカム(PRO)の変化を治療前と治療後の質問票を用いて分析した。種々の因子とPRO低下との間の相関を決定した。

結果:59人の患者のうち、かなりの割合が12か月でPROの低下を示した。用量および用量-機能パラメータの増加はわずかなPRO低下と相関したが、結果は統計的に有意ではなかった。

結論:この研究は、4DCT-換気機能回避による患者の転帰に関する新たな知見を提供したが、PRO低下の有意な予測因子は見出されなかった。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.03.046
PMID: 38614278

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