手術可能なステージIの非小細胞肺癌に対する画像ガイド下陽子線治療の長期生存転帰と生活の質:第2相試験。

原題
Long-term survival outcomes and quality of life of image-guided proton therapy for operable stage I non-small cell lung cancer: A phase 2 study.
背景:本研究は,手術可能なステージI非小細胞肺癌(NSCLC)患者における画像ガイド下陽子線治療(IGPT)後の長期有効性,安全性および生活の質(QOL)の変化を評価した。

方法:単一施設プロスペクティブ第2相試験では、手術可能なステージIAまたはIBのNSCLC患者を登録した。全生存期間(OS)を主要評価項目とし、疾患コントロール、毒性、およびQOLスコアの変化を含む副次評価項目とした。

結果:登録された43人の患者のうち、3年OS、局所制御、および無増悪生存率は高かった。毒性は最小限であり、一部の患者では低グレードの放射線肺臓炎が認められた。呼吸困難を報告した患者もいたが、QOLは全体的に良好であった。

結論:IGPTは,手術可能なステージIのNSCLC, 特に末梢病変に対して,最小の毒性と良好なQOL結果で効果的な疾患制御と生存の可能性を示した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110276
PMID: 38614284

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