臨床試験登録のための募集戦略としての患者報告アウトカム。

原題
Patient-Reported Outcomes as a Recruitment Strategy for Clinical Trial Enrollment.
背景:臨床試験は腫よう学の進歩に不可欠であるが、成人癌患者の5%しか参加していない。電子患者報告アウトカム(ePRO)は試験登録を増加させる可能性がある。

方法:多施設癌センターで、ePROデータを用いて、症状介入試験のために放射線治療を受けている乳癌患者を募集する無作為化試験を実施した。医師レベルのクラスターランダム化を用いて、患者はポータルメッセージを介して招待されるか、医師によって紹介された。

結果:ePROアンケートに回答した1041人の患者のうち、210人がポータルメッセージを介して連絡を受けた。この群では35%が回答し、20%が登録されたのに対し、医師から紹介された群では0.5%であった。

結論:試験アウトリーチのためにルーチンケアデータ(ePRO)を使用すると、医師への紹介と比較して登録数が多かった。紹介サービスからのメッセージは、患者の試験登録をさらに強化し、医師レベルの障壁に対処することができる。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.0280
PMID: 38602690

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