原題
Alectinib in Resected ALK-Positive Non-Small-Cell Lung Cancer.
背景:非小細胞肺癌(NSCLC)に対するアジュバント治療のためのアレクチニブの使用は、プラチナベースの化学療法と比較して十分に検討されていない。
方法:切除されたNSCLC患者を対象に、経口アレクチニブまたはプラチナ製剤ベースの化学療法のいずれかに無作為に割り付けられた国際第3相ランダム化試験が実施された。主要エンドポイントは無病生存率であった。
結果:257人の患者が参加した。2年後、アレクチニブ群の93.8%および化学療法群の63.0%が無病であった。アレクチニブは、CNS無病生存率において有意な利益を示した。
結論:アレクチニブは,ステージIB, IIまたはIIIAの切除したNSCLC患者において,プラチナベースの化学療法と比較して,無病生存率を大きく改善した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2310532
PMID: 38598794
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