小児ユーイング肉腫に対する包括的放射線療法:前向き陽子線研究の結果。

原題
Comprehensive radiotherapy for pediatric Ewing Sarcoma: Outcomes of a prospective proton study.
限局性および転移性Ewing肉腫(EWS)患者の局所制御に対する陽子線治療(PRT)の有効性を検討した。

方法:EWSの42人の子供を種々の方法と種々の部位でPRTで治療した。転移性患者は追加治療を受け、47か月後に追跡調査を行った。

結果:4年局所制御率は83%、無増悪生存率は71%、全生存率は86%であった。腫瘍の大きさが8 cmを超えることは局所制御不良と相関していた。限局性または転移性疾患を有する患者の生存率に有意差はなかった。

結論:PRTは小児EWS患者において従来の治療法と同等の局所制御を示した。腫瘍が大きいほど局所再発リスクが高いことを意味したが、転移性患者は有望な生存転帰を示した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110270
PMID: 38583721

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