2017-2022年の米国のがん生存者における機能障害の有病率とがん特異的パターン。

原題
Prevalence and Cancer-Specific Patterns of Functional Disability Among US Cancer Survivors, 2017-2022.
背景:本研究では、米国の癌生存者における機能障害の有病率と特定のパターンを調査した。

方法:Behavioral Risk Factor Surveillance System(2017〜2022)からの2,432,754人の非癌成人と47,768人の癌生存者の機能的障害をライフスタイル,社会人口学的および健康関連因子との関連で分析した。

結果:がん生存者、特に現在治療を受けている人は、がんではない成人よりも可動性およびセルフケア障害の可能性が高いことを示した。障害は、マイノリティ、BMIが高い人、身体活動が少ない人、所得/教育レベルが低い人、併存疾患を有する人、およびがんまたは治療に関連した疼痛を有する人に顕著に多くみられた。

結論:米国のがん生存者の4分の1以上が機能障害を報告しており、これは社会から取り残された不健康な生活様式のグループおよび併存疾患を有するグループに多くみられる。これらの知見は、対象を絞った障害予防イニシアティブの必要性を強調している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02536
PMID: 38574313

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