術後放射線療法が早期(pT1-2N0M0)口腔舌扁平上皮癌の予後に及ぼす影響。

原題
Impact of Postoperative Radiotherapy on the Prognosis of Early-Stage (pT1-2N0M0) Oral Tongue Squamous Cell Carcinoma.
背景:本研究は,術後放射線療法(PORT)から利益を得る可能性のある早期口腔舌扁平上皮癌(OTSCC)患者のグループを同定することを目的とした。

方法:後ろ向きコホート研究において,2009〜2021年に診断された528人の患者の臨床病理学的特徴と治療の影響を分析した。

結果:PORTは、特に中等度から低度の分化を有する患者において、生存転帰の改善と関連していた。手術+PORT群は、神経周囲浸潤(PNI)/リンパ管浸潤(LVI)を有する症例を除外した後でも、手術単独群と比較して全生存率(OS)および無病生存率(DFS)の改善を示した。

結論:中等度から低分化のpT1-2N0M0 OTSCC患者はPORTの恩恵を受けた。PORTはPNI/LVI患者の生存率を高め、浸潤の深さが5 mmを超える患者のDFSを高めた。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01106
PMID: 38560819

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