進行肛門癌に対する一次治療としてのアテゾリズマブ+修正ドセタキセル、シスプラチン、およびフルオロウラシル(LITTLE C17-02 PRODIGE 60):無作為化非比較第2相試験。

原題
Atezolizumab plus modified docetaxel, cisplatin, and fluorouracil as first-line treatment for advanced anal cancer (SCARCE C17-02 PRODIGE 60): a randomised, non-comparative, phase 2 study.
背景:本研究では、他のプログラム細胞死蛋白1阻害薬で現在使用されているアプローチである、進行した肛門扁平上皮癌に対する第一選択治療として、ドセタキセル、シスプラチン、およびフルオロウラシル(mDCF)レジメンと併用したアテゾリズマブの使用を評価する。

方法:転移性または再発扁平上皮癌を有する参加者は、アテゾリズマブとmDCFの併用レジメンまたはmDCF単独のいずれかを受けた。12ヶ月目の無増悪生存期間が主要エンドポイントであった。

結果:12ヶ月無増悪生存率は両治療群で同程度であったが、PD-L1複合陽性スコアが5以上の患者では高かった。重篤な有害事象は併用治療群でより多くみられた。

結論:有害事象の発生率が高いにもかかわらず、アテゾリズマブとmDCFの併用は可能である。今後の研究では、PD-L1複合陽性スコアの予測的役割を検証することが重要である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00081-0
PMID: 38547895

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