転移性非小細胞肺がん患者におけるトラスツズマブデルクステカン(DESTINY-Lung01):単群第2相試験から得られたHER 2過剰発現コホートの主要結果。

原題
Trastuzumab deruxtecan in patients with metastatic non-small-cell lung cancer (DESTINY-Lung01): primary results of the HER2-overexpressing cohorts from a single-arm, phase 2 trial.
背景:DESTINY-Lung01試験では、HER2を過剰発現する手術不能または転移性の非小細胞肺癌(NSCLC)の治療において、HER2を標的とする抗体-薬物結合体であるトラスツズマブデルクステックの有効性と安全性を評価した。

方法:本研究には、標準治療が利用できないか、または標準治療に耐性のある、手術不能または転移性の非扁平上皮NSCLCを有する18歳以上の患者が登録された。患者にトラスツズマブデルクステックを投与し、その反応をモニターした。

結果:確認された客観的奏効率は、2つのコホートで26.5%および34.1%であった。一般的な重篤な有害事象には、好中球減少症、肺炎、および疲労が含まれた。有害事象は両方のコホートで死亡に至った。

結論:Trastuzumab deruxtecanはHER 2過剰発現NSCLCの治療としての可能性を示し,更なる研究が必要である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00064-0
PMID: 38547891

コメント

タイトルとURLをコピーしました