原題
LOAd703, an oncolytic virus-based immunostimulatory gene therapy, combined with chemotherapy for unresectable or metastatic pancreatic cancer (LOKON001): results from arm 1 of a non-randomised, single-centre, phase 1/2 study.
背景:低い免疫原性と免疫抑制環境を持つすい管腺癌(PDA)を,癌細胞溶解と腫よう退縮のために細胞傷害性T細胞を活性化する腫よう溶解ウイルスLOAd703で標的とした。
方法:第1/2相試験は、PDA患者を対象に、隔週の腫瘍内LOAd703注射とともに、nab-パクリタキセルおよびゲムシタビンの静脈内投与を用いて実施した。患者は、安全性、治療中に発現した免疫応答、および抗腫瘍活性について評価された。
結果:21人の患者が評価され、副作用は軽度から中等度であった。LOAd703の用量3を最高安全用量と決定した。CD8エフェクター記憶細胞およびアデノウイルス特異的T細胞に対する中等度の正の効果が報告された。
結論:PDAの治療におけるLOAd703とナブパクリタキセル+ゲムシタビンの併用は安全かつ実行可能であると考えられ、本研究の進行中の第2群の基礎を形成した。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00079-2
PMID: 38547893
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