原題
Radiotherapy for Advanced Hodgkin Lymphoma with Initial Bulk: A Combined Analysis of Two Randomized Trials.
背景:化学療法に対して代謝的に完全な反応を示した後の進行したホジキンリンパ腫患者における地固め放射線療法(RT)の効果に関しては不確実性が存在する。
方法:GITIL/FIL HD0607およびFIL HD0801試験の二次解析において、RTまたはRTなしに無作為に割り付けられた早期および完全奏効者の転帰を比較した。無増悪生存期間(PFS)率は、intent-to-treat(ITT)解析およびper-protocol(PP)解析について算出した。
結果:ITTの合計412人の患者およびPPの373人の患者が含まれ、5年PFS率は、疾患の大きさにかかわらず、RT群と非RT群との間に有意差を示さなかった。
結論:この研究では、化学療法後の代謝完全奏効において、地固めRTは進行ホジキンリンパ腫患者にPFSの有益性をもたらさないことが明らかになった。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101450
PMID: 38550369
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