原題
Anti-CD19 Chimeric Antigen Receptor T-Cell Therapy for Richter Transformation: An International, Multicenter, Retrospective Study.
背景:リヒター変換(RT)患者は一般に既存の治療法では転帰が不良であり、RTに対する抗CD 19キメラ抗原受容体T細胞療法(CAR-T)の安全性と有効性は証明されていない。
方法:CAR-Tを受けたRT患者について国際的な後ろ向き研究を行った。患者の生存と疾患の進行を種々の治療との関連で統計的に分析した。
結果:69人の患者のうち、全奏効率は63%、完全奏効率は46%であった。無増悪生存期間中央値は4.7ヵ月、全生存期間中央値は8.5ヵ月であり、完全奏効を達成した患者の奏効期間中央値は27.6ヵ月であった。
CAR-TはRTと診断された患者に対して臨床的に有効であることを示唆した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00033
PMID: 38552193
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